補酵素のはじまりは日本?
今ではテレビなどのメディアにも多く取り上げられ、健康食品やサプリメントでよく耳にするコエンザイムQ10。
このコエンザイムQ10は私たちのカラダに欠かすことのできない酵素を助けるサポート役として、とても重要な補酵素という成分です。
そんな重要な成分を大量に生産する方法を確立したのが、実は日本だということをご存知ですか?
一般に浸透したのは日本よりも海外が先
日本国内でコエンザイムQ10が使われた製品が出回るようになったものの、1970年代から医療用医薬品として用いられるくらいに留まってしまい、一般的に流通するほどまでは至りませんでした。
一方、アメリカをはじめとする海外ではサプリメントとしてのコエンザイムQ10の認知度が高まったため、日本よりも海外からの製品というイメージが定着したのです。
国内のコエンザイムQ10について
すでに海外ではサプリメントにコエンザイムQ10が活用されていた中、日本国内での主な利用目的であった医療用医薬品としての副作用がみられなかったため、2001年にようやく日本でもサプリメントとして用いられるようになりました。
これを受けて、コエンザイムQ10を使った健康食品やサプリメントが急激に流通し始め、一時は原材料が品薄となってしまうほど、爆発的なヒットとなりました。
意外と身近なコエンザイムQ10
日本よりも海外での流通が先となっていたため、コエンザイムQ10を用いた健康食品やサプリメントなどはほとんどが海外からの輸入品であると思いがちですが、実際には原材料が国産の製品が多くあります。
近年はコエンザイムQ10という名称が一般に浸透し、これを用いた製品に親しみのある方もいるかと思いますが、このように元々は日本産まれである成分が私たちの毎日にとても重要な役割を持っているのです。