青森県のブランドにんにく
古い歴史を持つにんにくは紀元前3200年頃からすでに人々の健康に役立てられていたとされ、その名前の由来は仏教用語で困難を耐え忍ぶという意味がある「忍辱」とされています。
一言でにんにくと言っても、それぞれの品種によって違いがあり、私たちが普段よく目にするのはいくつかの粒が1つにまとまっている分球と呼ばれるタイプのにんにくです。
さらにこの種類の中でも、にんにくの国内生産量80%を誇る青森県のブランドにんにく「福地ホワイト六片」は通常よりも大きな六片の粒が特徴的な品種です。
環境に恵まれたにんにく大国
たくさんの健康成分を含むにんにくは成長過程でたっぷりと栄養を吸収して育つため、まずは栽培する畑の土作りが重要となります。
また、その周りの環境も大きく関係していて、青森県のように昼間は暖かくても、夜間になると急に冷え込むような過酷な環境で育ってこそ、より多くの健康成分を凝縮した力強いにんにくを作ることができます。
このように青森県がにんにくの栽培に恵まれた環境であるということも、日本屈指のにんにく大国と呼ばれる理由の1つなのです。
土作りから丁寧に行われる栽培
季節が変わり、少しずつ昼間でも冷え込みを感じ始める10月頃ににんにくの植え付けが行われ、冬の寒さが厳しい間、畑の土から栄養をたっぷりと吸収して成長していきます。
成長途中のにんにくは冷たい風や外気にさらされることに弱く、これを守るのは意外なことに降り積もった雪なのです。
豪雪地帯でもある青森県は冬になるとどっさりと雪が積もり、この雪の下で畑の土から栄養をたっぷり蓄えることで、福地ホワイト六片のような身の引き締まった自慢の健康素材となります。
収穫を終えた畑は再び土作りから行われ、その期間は3～5年もかけるというほど、しっかりとチカラをつけるために長い時間を費やします。
土に含まれる栄養が足りずに畑に無理をさせてしまうと、それだけにんにくの品質が落ちてしまうため、土作りがにんにく作りの基本ともいえるのです。
品質の高さは一流の料理人のお墨付き
にんにくは私たちの毎日を支える健康素材として知られていますが、料理に使われる食材としても人気が高く、一流の料理人さえも福地ホワイト六片を指名して買い付けするほどです。
大きな粒が特徴的なこの品種は真っ白な見た目も美しく、1つ1つがたくさんの健康成分を贅沢に凝縮しているため、とても高い品質を持っています。
また、にんにく特有のにおいの元であるアリシンという成分を福地ホワイト六片は通常よりも豊富に含んでいるため、より効率良く健康成分を摂り入れることができます。
